2016-01-01から1年間の記事一覧

三上晴子 『Worid Membrain - Disposal Containers』 : 不気味なものを保存する

ラディウム−レントゲンヴェルケで開かれた三上晴子 『Worid Membrain - Disposal Containers』で不思議な作品に出会った。実験動物の死骸、放射性廃棄物、注射針などが、原色で不透明のプラスチック製の容器たちに詰められ、更にその容器たちは、透明プラス…

『シン・ゴジラ』について

どうして『シン・ゴジラ』を絶賛できないんだろう。 それは、きっと傑作すぎるからだと思う。 傑作を絶賛する必要はなく、傑作は傑作として残る。 多くの人々に絶賛されるわけだから、絶賛する必要はない。 対して欠作はかならずしも傑作ではない。 だから、…

 中村一美 『作品の表現主義性が増していくということは、規律的にコントロールする強化された形式を要す』

このブログのなかでも、何回か中村一美の絵について語ってきました。(蛇足ですが、アーティストや作家をを紹介するときに「先生」と書くべきか、呼び捨てにすべきか迷う。。でも、なんというか、今回は気分で「中村一美」で統一します。「さん」づけしても…